豪ドル安とM&A

コモディティ商品を大量に輸出する資源国であるオーストラリアは、コモディティ価格が下がると自国通貨(オーストラリアドル(豪ドル))が下がる傾向にあります。2015年は中国経済の失速等により豪ドルが安くなりつつあります。AUDUSDブルームバーグの5年間チャートを貼りました。豪ドル/米ドルレートはじりじり下がっています。これはコモディティ価格の下落と同じ動きです。下に世界経済のネタ帳から、非鉄金属価格の推移グラフを貼ります。非鉄金属価格

世界経済のネタ帳というサイトは非常に便利で、私は良く利用しています。特にオーストラリアの主要企業はコモディティ産業に属する企業が多く、そういう企業を分析する際に、過去の収益の傾向とコモディティ価格を比較しています。私にとって、日本語のサイトですのでぱっと見て理解できるのも、よくこのサイトを利用する理由です。

2つの表を見ると、豪ドル/米ドルと相関があると思います。

豪ドル安ということで、外国から見るとオーストラリア株が相対的に安く買えるというとになります。当然、外国からのオーストラリア企業・資産の買収が加速することになると思います。

9月19日のオーストラリア・フィナンシャル・レビュー(週末版)にも「豪ドル安で企業買収が増えている」という論調の記事がありました。

直近2015年9月18日には消費者の信用情報を収集・販売する、日本でいうと帝国データバンクのような会社であるVeda Groupに対して、米国の同業企業であるEquifaxが買収提案を出したと報道がありました。この報道を受けてVeda Groupの株価は9月18日には31%も上がってます。

Veda Groupはオーストラリアの消費者信用情報の大手企業で、オーストラリア市場において高いシェアを誇っています。創業は古いのですが、ASXに上場したのは2013年12月と最近の話です。まだあまり分析を進めていないのですが、インターネットや新聞記事によるとオーストラリアの消費者信用情報ビジネスにおいて独占的な地位にあるようで、私の銘柄分析レーダーに引っかかってはいたのですが、今回の買収話で分析はとどめておいて少し様子を見てみようと思います。

私はオーストラリアで2番目に大きな石油会社であるサントスという会社の株を持っています。石油価格下落後に株価が大幅に下落したので、「今がバーゲンだ」と思い、半年ほど前に買いました。ところが石油価格は私が思ったよりも下げ止まらず、今後もしばらく低いままという論調が新聞紙面に出ています。バーゲン価格だと思ったサントス株も私が買ってからさらに下落してしまいました(涙)まあ主力株ではないので、致命傷ではありませんが。

というわけで、私が望む展開は

1.大手の外国石油企業が、石油価格下落に乗じて他社の買収を目論んでいる。

2.サントスの株価が下がっているのと、豪ドル安で、上記の外国石油企業からみて、サントス株は買収ターゲットとなる。

3.実際に買収を仕掛ける

というものです。サントス株を持っている私の願望そのままのシナリオで、自分でも笑ってしまいますが、こんなふうにならないなーと思っています。実際、今年シェルがBGを買収したこともあり、新聞ではエクソンモービルやフランスのトタールといった大手企業が買収に動くのではないかと記事も掲載されています。

成長株投資とか標榜しておいて、結局タイミングがすべての市況株に手を出して現時点では損をしていることになります。まあ個人的には株をやっている以上これくらいのリスクは被って当然と思っており、意外となんとも思っていません。5年もすれば間違いなく買値よりあがると確信はしています。

株式投資は、企業分析も大事ではありますが、多少の上下には動じない精神力や、売買の規律のほうが重要なのかなと思っています。

市況株に手を出して含み損を抱えていますが、実はもう1社、市況株に手をだそうと考えています。この会社でも結果を出せないのであれば、市況株への投資を今後は控えようと思います。

ピーター・リンチも著書で述べていた通り、市況株はタイミングがすべてで、PERといった指標は全く当てになりません。私が狙っている株はピークから90%以上下落しており、借金も少ないのでつぶれる心配もないということで、今買っとけば5年後にはまた10倍の価格に戻るのでないかなあと思っています。

この会社が出すプレスリリースや新聞記事等を見ながら、買うタイミングを見計らいたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です