オーストラリアReit活況の影に日本人?

前回はオーストラリアのReitについて紹介しました。王道の住宅、商業ビルではなくデータセンター建屋という変なReitの紹介でしたが、ビジネスが非常に単純で分析もすぐでき、記事が書きやすかったからというのが偽りのない本音であります・・・・。

ところでオーストラリアの新聞記事に、「最近のオーストラリアReit指数上昇は、日本人による買いが原因だ」という記事がありました。

オーストラリアのReit指数であるA-Reitが8年来の高値を付けています。日銀がマイナス金利を導入したために利益が減った投資がオーストラリアReitを扱う投資信託に資産を振り向けているからだ、という専門家の解説が新聞記事に載っていました。

FXをする日本人個人投資家を英語で「ミセスワタナベ」と呼ぶのは知っていましたが、新聞記事の見出しに「Mrs Watanabe」とデカデカと書いてあるのは初めて見ました。けっこう一般的な単語なんですね。。知らなかったです。

日本の投資家にとってA-Reitが提供する4~5%の利回りは魅力的だ、との解説でした。

日本ではワンルームマンション投資でグロス利回り5%で御の字という投資環境の中、管理しなくても5%の利回りを確保でき、流動性も高くてすぐ換金できるA-Reitへの投資のほうが絶対にいいと個人的には思います。シンガポールではまともなReitでも8%近い利回りがあるので、今が投資のチャンスかもしれないですね。オーストラリアでもシンガポールReit個別銘柄に投資はできますが、手数料がめちゃくちゃ高いので私は投資は控えています・・・。それでも利回り10%を超えてくるようであれば、FXリスクもありますが、オーストラリアからシンガポールReitに投資してもいいかな~と考えています。

 

 

オーストラリアReit活況の影に日本人?」への9件のフィードバック

  1. まぬか

    ディンゴさん、お久しぶりです。
    僕はあの後、仕事の合間をぬって株投資を始めました。
    もう笑ってしまうくらいに損しています。まさに買えば下がり、売れば上がるパターンです。
    このままいけば用意した予算は半年で消えるでしょう。はは(汗)
    それはさておき、もしご存知でしたら教えていただけると助かります。
    今、私の保有している銘柄からAnnouncement of buy-backという発表がありました。文面を読むに、会社が自社の株を買いたいということだと思うのですが、これはどう理解すればいいのでしょうか?
    持っていたほうがいいのか、第三者に売ったほうがいいのか、それとも会社に売ったほうがいいのか・・・
    お時間ある時にご教授いただけましたら幸いです。

    返信
    1. ディンゴ 投稿作成者

      まぬかさん

      株式投資は長期でじっくり保有する、というのが私のポリシーでして、3年くらいの値動きは全く気にしないようにしていいます。
      人それぞれのやり方があると思いますが、タイミングで投資するのは難しいのでじっと保有して株価は気にしない、というのが精神衛生上良いと思います。

      私はBuy-Backのオファーを受けた経験はありませんが、おっしゃる通り自社株買いですね。
      引き続きもっていたら・・・自社株実施後は一株あたり利益・配当金が増えるので株価上昇が期待できます。(あくまで理論的には、ですが)
      会社に売ったら   ・・・会社が提示した価格で株を売却できます。
      第3者に売ったら   ・・・会社が提示した価格よりも高値で提示されたら、会社に売るより第3者に売るほうがいいでしょう。

      将来のさらなる成長を見込めて「まだこんな価格では売れない」という場合は引き続き持っていたほうがいいと思いますし、「まあこの提示価格なら売ってもいいかな」ということであれば会社もしくは第3者に売るという選択肢になります。
      将来の成長見込をどう株価に落とし込むかは非常に難しく定量化は不可能ですが・・・。これが株式投資の面白いところでもあり、困るところですね。

      すみません、全然アドバイスになっていないですが、上記が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

      返信
      1. まぬか

        ディンゴさん、ご返信ありがとうございます。
        長期保有が基本なのですね。素晴らしいと思います。
        僕もその方向で考えているのですが、そこまで覚悟のできる企業が見つかっていません。

        そこで、また質問なのですが企業の財務情報はやはりASXでしょうか。また、そこで発表されているデータの信頼性はどのくらいなのでしょう。例えば、売り上げを偽って発表する場合はあるのでしょうか。それとも、偽って発表したら罰せられるのですか?
        初歩的な質問ばかりですみません・・・

        Buy-Backのご説明ありがとうございました。
        とりあえず、勉強も兼ねてしばらく保有してみようと思っています。
        あれから、徐々に落ちていったのですが、先週の金曜日に急騰し、Buy-Back時に戻りました。

        株は深く、そして学びの連続ですね。
        それではよい週末を。

        返信
        1. ディンゴ 投稿作成者

          まぬかさん

          企業の財務諸表は、監査法人により監査されておりますし、もし粉飾などをすると上場廃止になるので、余程のことが無い限り大幅な粉飾をすることはないと思います。
          偽ったら罰せられます。先進国では、上場企業の粉飾決算を行ったら基本的に刑事罰で逮捕されると思います。が、私はこの方面の専門家ではないのでもし間違ってたらごめんなさい。でも罰せられるのだけは間違いありません。
          じゃあ偽りの財務数値を発表しないかというと、現実には東芝やアメリカのエンロンなどの大手企業も粉飾に手を付けて監査法人も見抜けない(見て見ぬフリ?)をしたという事実はあります。
          エンロンを監査したアーサーアンダーセンは潰れましたし、東芝を担当した新日本監査法人も批判を浴びていますし確か政府による業務改善命令が出ているはずです。
          よって、全面的に信用するのではなく「数値がずれているかもしれない」というリスクも織り込んだうえで投資はしています。でも個人的には非常に低いものと考えています。

          返信
          1. まぬか

            ディンゴさん

            分りやすいご説明感謝です!
            なるほど。基本、粉飾は違法なものの、企業はなんとか(様々な理由から)粉飾しようとするわけですね。その見極めが限りなくできる人がバフェットのような人かもしれません。

            さて、またまた質問なのですが(すいません)
            私のこの理解は合っていますでしょうか?

                     2013 2014 2015
            Cash Assets     24,064 21,233 45,724
            Receivables     4,199 5,712 3,871
            Inventory     2,909 4,237 6,209
            Others       488 440 636
            Total Current Assets 31,660 31,622 56,440
            Accounts Payable 3,002 3,000 2,725
            Debt Due     6 6 8,700
            Others       1,190 1,829 3,764
            Total Current Liabilities 4,198 4,835 15,189

            Cash Assets とは現金収入。この会社は去年凄まじく伸びています。Cash Assets が大きい会社は優良と聞きました。
            Receivables はインヴォイスやカンパニーチェックでの売り上げでしょうか。
            Inventoryは在庫や減価償却のトータルでよろしかったですか。
            Debt Dueこれは借金と考えてよろしいでしょうか。
            Othersこれはなんと考えればよろしいでしょうか。

            お時間のある時にお答えいただくと嬉しいです。
            それでは、今日もよい一日を。

          2. ディンゴ 投稿作成者

            まぬかさん

            出張続きで返信が遅れて申訳ございません。

            まあ合法の範囲内で「お化粧」しようとはするでしょうね。粉飾というと非合法の意味合いが含まれるので・・「お化粧」ということにしたいと思います(笑)。

            いただいた数値ですがこれは貸借対照表ですねCash Assetはある時点での現金残高なので、現金収入とうわけではなさそうです。
            もちろん現金があるに越したことはないのですが、売上が上がったから現金が増えたのか、固定資産を売ったから現金が増えたのか、わからないので、良いのか悪いのか判断がつかないですね。。
            Receivablesは売掛ですね。財やサービスを売ると 売掛(受取手形)→現金 という流れで現金化されます。
            Inventoryは在庫ですが、減価償却はDepreciationですね。減価償却までInventoryに含まれることはありません。減価償却後の固定資産の額が貸借対照表には記載してあります。上記の数値だと借り方部分に固定資産がないような・・・Othersに含まれているのでしょうか。

            Debt Dueというのは支払期限がきた負債ですね。あまり気にせず普通の負債と考えてOKです。Othersですが、流動負債になる勘定科目としてはおそらく支払手形、未払法人税とか雑多な負債でしょうね。
            ところで、貸方部分も固定負債と純資産が含まれてないような気がします・・・。

            貸借対照表、損益計算書そしてキャッシュフロー計算書の数値を複数年追うことで、良い会社かどうかを少なくとも数値の面で確認することができます。
            面倒ですけどまずは一つ一つ調べるしかないと思っています。このブログ用にこれらの3つの財務諸表の数値をまとめるだけでもすごい時間がかかっていますけど・・

  2. まぬか

    ディンゴさん

    またまた分りやすいご説明感謝です!

    >Cash Asset・・・売上が上がったから現金が増えたのか、固定資産を売ったから現金が増えたのか、わからない

    なるほど。売り上げだけかと思っていたので、大変に参考になりました。

    >Inventory・・・減価償却までInventoryに含まれることはありません

    ちなみに、目に見えないソフトやサービスを提供する会社の在庫ってあるのでしょうか。

    さて、またまた質問があります(汗

    Per Share Statistics
             2013/06   2014/06   2015/06
    Sales ($)       0.16    0.14    0.16
    Cash Flow (cents) -2.1      -3.8    -2.8
    Earnings (cents)   -2.6     -4.3      -2.9
    Dividends (cents)   0.0     0.0       0.0
    Franking (%) — — — — — — — — — —
    Capital Spending (cents) -0.5    -0.9      -1.1
    Book Value ($)     0.11    0.13    0.09
    Shares Outstanding (m) 77.7   99.0    107.5
    Avg P/E Ratio   0.0     0.0      0.0
    Relative P/E (%)     0.0     0.0     0.0
    Total Return (%)     20.0   -16.2   -30.0

    上記の数値は一株あたりで項目を割ったものだと思うのですが、マイナスがつくというのはどういう意味でしょうか。

    例えば、上でいうCash Flowがマイナスですが、
    これはCash Flowの観点から見ると現在の株価は高くなりすぎているという意味でしょうか。
    そのような意味であればEarnings がマイナスというのは、株価がバブル状態(実際の価値より株価が上がっているという意味で)と考えるのは飛躍でしょうか。

    Dividends がゼロというのは、ここ3年はDividends がでていないということでしょうか。
    また、Shares Outstandingとは何でしょうか。

    最後にTotal Returnが-30.0ということは株を持ったことで損失していると考えてよろしいでしょうか。

    たくさんの質問、恐縮です。お時間のある時にご教授いただけましたら幸いでございます。

    出張続きですか。それは大変ですね。最近、めっきり寒くなってきましたので、お体など崩されないようご自愛くださいませ。よい週末をお過ごしください。

    返信
    1. ディンゴ 投稿作成者

      ソフトやサービスを提供する会社は、卸売や小売業よりも在庫が少ないですね。
      在庫というのはほっておくと現金を食いつぶしてしまうので、きちんと管理して最小限にする必要があります。
      その分ソフト・サービス業は在庫があまりない業種なので、少ない資産で多額の利益を上げる場合が多いですね。もちろん会社によりますけど。

      さて、一株当たりのマイナスというのは、利益がマイナス(赤字)か、キャッシュフローがマイナス(現金が出ていく)になるからです。株価の高低は無関係です。
      株価の高低は基本的にはPER(株価収益率、株価/純利益)やPEGレシオといった指標で判断することができます。(指標についてはグーグルで検索願います・・・)
      PERはだいたい10から15倍程度ですけど、高い成長が見込まれる会社のPERは30倍とか、すごい時には100倍になります。しかしさすがに100倍だとバブル状態といえるでしょうけど・・・。
      株に関する指標はどれも完璧なものはありません。PERが株価の割安割高を図る基本的な指標ですが、他の指標や将来の見通しも含めて複合的に考える必要があります。

      究極的には企業の価値というのは、その企業が将来生み出すキャッシュを一定の割引率(オーストラリアなら10年国債の利率ですかね)で割り戻した数値です。ところがこの「将来生み出すキャッシュ」を推定するのが非常に困難で、成長しそうに見える企業でも競合にやられてキャッシュを生み出すどころかマイナス続きで潰れた、なんてこともあります。定量的および定性的なあらゆる情報を確認し、自分の頭で考えて「ざっくり」と推定するしかないんですよね。算出した企業価値よりも時価総額が安ければ、割安で、時価総額が高ければ割高になります。割安だとなれば株を購入する、ということになるます。こういう作業を面白いと思えたら株式投資が趣味にもなりますし、面倒くさいと思えば、投信などを購入するのも手だと思います。

      さて話がそれましたが・・。・Dividendゼロとうのはおっしゃる通り、3年間Dividendが出ていないということですShare Outstandingは発行済株式数ですね。利益に発行済株式を割れば一株当たり利益になります。

      Total Returnが-30ということは、おっしゃる通り株を持てば30%損しちゃったよ、ということです。

      財務諸表の読み方を学習するのはいろんな書籍がありますけど、一番わかりやすいな、と思ったのは「バフェットの財務諸表を読む力」というものです。そこまで詳しい解説はしていないものの、基本をわかりやすく記載しています。
      あとは・・「バリュー投資入門」という本もいいですけど、これは入門というか中級以上だと思います。しかし買って損はないと思いますね。

      オーストラリアでもAMAZONを用いれば日本の書籍を購入できます。送料はかかってしまいますが、もしご興味あるなら購入されてはいかがでしょうか?

      そして最近本当に寒くなりましたね。毎年5月ってこんなに寒いかな・・・と思うくらい寒いです。もうオーストラリア暮らしも長くなり、暑い2月・寒い8月に慣れましたが私自身は夏のほうが好きですね。まぬかさんも体調にお気を付けください。

      返信
  3. まぬか

    いつもご丁寧な回答をありがとございます。感謝です。
    Eトレードを始めて、約一ヶ月が経とうとしていますが、毎日勉強ですね。
    始めたばかりは、すぐに投資していまい、それが故に損失していたわけですが(笑)、ここ最近はシュミレーションを増やし、よほど自信がない限りは投資しないようにしています。
    やはりバリュー投資を軸にした方向が自分には向いているように思います。会社の本質を見抜き、その会社を信じて、投資する。テクニカルも重要と思いますが、今後はアルゴが進化していくと思うので、それに頼りすぎると逆にやられてしまうような。
    とにかく、バランスですね~

    「バフェットの財務諸表を読む力」読みたいですね。なんとか、手に入れてみます!

    それでは、お互いに健康に留意して、冬を乗り切りましょう。
    僕は最近、アーモンドミルクにはまっています。そのお陰か調子いいです(笑)

    返信

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