Duet Groupに買収提案

私も株式を保有しているオーストラリアのインフラ会社のDuet Groupですが、昨日株価が16%も上がって、インフラ会社なのになんで??と思っていたら、香港の李嘉誠率いる長江実業グループから買収提案を受けたことを同社ホームページで発表していました。株価は12/5月曜日に突然上がっていることが分かると思います。提案発覚前は2.3ドル近辺をウロウロしていましたが、提案発覚後2.75ドルに上がっています。長江実業は1株3ドルの買収提案をしています。

due%e3%80%80%e6%a0%aa%e4%be%a1

現時点でDuet Groupの取締役で買収提案の内容を確認中で、現時点で同社は株主に対し「まだ所有する株式についてアクションを起こさないでほしい」とアドバイスしています。

この買収提案について、果たして当局の許可が出るのかが注目されています。外国企業によるオーストラリア企業買収・資産購入については、オーストラリア政府機関である外国投資評議会(Foreign Investment Review Board: 通称FIRB(ファーブ))が審査し、FIRBが許可すれば外国企業は資産を購入することができます。

長江実業グループによるDuet Groupの買収についてFIRBから許可されるのか、が注目されています。Duet Groupは中国の大手送電網企業である中国電網と組んで、ニューサウスウェールズ州の送電線運営会社Ausgridを買収しようとしましたが、FIRBから「国家安全保障上の理由」により買収を拒否されました。他に、中国企業によるオーストラリア最大の牧場(面積は7万平方キロと北海道なみの大きさ)の買収について、FIRBは国益の観点から買収を拒否していいます。中国企業による重要資産買収について、オーストラリアは非常に神経質になっているようです。

長江実業は香港企業ですが、Ausgridの買収を拒否されたこともあり、今回FIRBが買収提案を許可するか不明です。Ausgrid買収時は中国企業と組んでいましたが、今回は長江実業1社による買収提案なので結果が異なる可能性もあります。しかし、市場は「本当に長江実業はDuet Groupを買収できるのか」、疑心暗鬼なため、買収提案価格3ドルにもかかわらず2.75ドル程度に株価が上がっていないものと思われます。

昨年も保有していたOzforexの買収提案があり、突然株価が上がりました。上がったので売ろうかな、と特によく考えずに売りましたが、結局買収提案そのものが立ち消えになったのと、その後Ozforexから収益予想の下振れ予想が発表されたため、買収提案時よりも株価が下がってしまいました・・・。私はラッキーなことに売ったので現時点で判断は間違ってなかったと思います。判断がよかったというよりは、単にラッキーなだけだったと思いますが。

さて、Duet Groupについてどうしようかな、と思案中です。配当利率8%近くある安定配当株ですので一生持っておきたいなと思っていたところなのですが嬉しい悩みと言えます。

Duet Groupに買収提案」への8件のフィードバック

  1. デイちゃん

    そうですか。
    もし他に良い投資先があるのならば、売却して乗り換え・・も可能ですね。
    個人的には、株が上がったら売却して債券に・・と反射的に思ってしまうのですが。

    最近、アメリカでは、債券などの利回りが上昇していて、長期国債なら3%程度、社債なら長期なら4%程度のものもあります。
    オーストラリアでは、債券はどうですか?
    もししっかりしてる企業で、ちょっと長い期間のものなら、ある程度高い利回りのものがありそうですが・・。
    もし4%以上のものがあれば、まあまあかもしれませんね。

    返信
    1. ディンゴ 投稿作成者

      デイちゃんさん

      確かに、良い投資先があれば乗り換えてもいいかな、と思っています。
      2.79ドルという現在の株価において、選択肢としては
      1. このまま持ち続ける。長江実業による買収が確定すれば3ドルで売却し、別の投資先に乗り換える。
      2. このまま持ち続ける。長江実業による買収が成立しない場合は株価がおそらく下落する(結局損はしない)
      2. 現在の価格で売る。長江実業による買収が成立すれば、0.21ドル分損はするが、成立しなければ株価が下がる⇒そして下がったタイミングで買い増しすれば設けることが出来る。
      3. 現在の価格で売る。(長江実業による買収が成立すれば、0.21ドル分損はするが)そのまま別の投資先に乗り換える。

      個人的には1.か2. つまりこのまま持ち続けようかなと思っています。しかし現在オーストラリアは中国資本(長江実業は香港ですが)による資産買収を阻止するような気がしますので
      このまま成立しないような気もします。(株価にも現れていますね)

      さて、オーストラリアの国債は10年物で現在2.81%, 15年物で3.25%です。(2016年12月の政策金利は1.5%)
      私は債権投資はしないので詳しくはわからないのですが、Telstraなどしっかりした企業の社債なら期間10年超なら4%超えの社債はあると思います。

      私はジェレミー・シーゲル教授の本に真に受け「長期なら債券より株式のほうが儲かる」と考えておりますのでDuet Groupから乗り換えることになれば
      別の株式を買おうと思っています。持ち株のAinsworth を買い増そうかな・・・とも思っています。さてさてどうしようか・・・

      返信
      1. デイちゃん

        債券だと、安全性がある程度高ければ、ただじーっと持っとくだけなので、あれこれ考えたり、ドキドキしたりしなくていいので、仕事が忙しい人には向いてるかもしれません。

        私は、株式は、上がってどうしようって考えた記憶がほとんどないんですよね。(笑)
        売却して利益確定した後、何かに乗り換えなきゃいけないけど、なかなか見つからない・・となると、そのまま持っといてもいいのかなって感じですけど。

        オーストラリアは一時期中国と密接な関係にあったと思うのですが、また距離を保っているんでしょうか。
        中国は不良債権がすごいから、オーストラリアがまきこまれないといいけど。

        返信
        1. ディンゴ 投稿作成者

          デイちゃんさん

          おっしゃる通り、ボラティリティは少ないですよね。
          私の場合はOzforexに続きなぜか保有株が買収ターゲットにされるので嬉しい悩みです。

          オーストラリアの労働党政権のラッド元首相は中国語ペラペラの元外交官ということもあり、中国とは非常に密接な関係でした。
          現在のターンブル首相も義理の娘が中国人なので中国とは親密ではあります。
          しかし南シナ海における中国の好戦的な姿勢はオーストラリアでもある意味「中国は大丈夫か」という世論が情勢されていて少し距離を置いています。
          とはいえ輸出の30%近くが中国向けということもあり、中国に嫌われたくもないという、舵取りが難しい状況ですね。

          一方、中国資本は不動産はじめあらゆるオーストラリアの資産に投資されていますから、中国経済がおかしくなったら
          オーストラリアにも間違いなく負の影響があるでしょうね・・・。

          返信
          1. デイちゃん

            私は、母親が5月に亡くなったのですが、父親の認知症がひどくなってきて。
            父親は9月に要介護認定を受けて、10月からデイサービスに通いだしたのですが、徘徊がひどくなり、とうとう道でいきだおれて救急車で運ばれてしまって。
            父親を家には置いとけないと思い、10月末にグループホームに入居したんです。
            なので、あまり投資にも時間をさけないので、株式を売却して債券にしといてよかったって感じでした。
            あと、急に現金が必要になったりするので、やっぱり株式はなあ・・・て感じでした。
            株式はやっぱり、若い時ならじっくり取り組めるってことでしょうか。

          2. ディンゴ 投稿作成者

            デイちゃんさん

            まずはお父様がご無事であることがなによりです。私の祖父も認知症を患っておりグループホームに入居しています。
            人生のステージにより現金需要が異なるため、債券・株式それぞれ年齢により向き不向きがあると思います。
            すぐに安定したキャッシュに替えられる債券はその点とっさの出費に強い資産だと思います。

            私は30代で家族も妻だけですので、特にこれといった出費もなく株式に集中できますが、
            将来は不動産であったり債券への投資も考えています。
            私の両親も最近は祖父の世話とお金の面で大変で、投資からいくらか引いて現金にしていると言っていましたね。
            日本に帰っていたときに両親含め家族とは久々に会いましたが、子供のころと違って家族といえどお金の話は避けられない状態です。

            やはり若いころからこつこつ資産運用するというのは、年取ったときに備えるという意味でも大事だなと思います。

  2. デイちゃん

    そうなんですか。
    自分も年をとっていきますが、家族も同じように年をとっていくんですよね。
    仕事とか自分のことだけ考えて生きられる時間って短いな、と思っています。
    というより、親の介護などに対応しながら、投資もしていけるような、投資パターンを考えていかないといけないんでしょうね。
    私はもう45なので、そろそろ株式は引退して、アメリカ国債などの安全性の高い資産にシフトしてゆったりと過ごした方がいいのかな・・・と思っています。
    来年は、またどこかで、どーんと株が下落しそうですけど。
    NZ株を買ってみたかった。(笑)

    返信
    1. ディンゴ 投稿作成者

      オーストラリア株の下落はないように祈っています・・・。
      NZ株もいくつかはASXに上場しているので、ご紹介したAuckland Airportはじめウォッチしようと思います。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です