Telstra 配当金カットを発表

オーストラリア最大の通信会社、Telstraが本日「配当金カット」の発表をしました。これにより株価だ大暴落しています。Telstraは日本でいうとNTT東西とNTTドコモを足したような大会社で、Telstra株は通信会社という安定した事業形態から高配当を維持してきました。このブログでもTelstra株についてご紹介しています。

本日(2017年8月17日)のTelstra株の動きは下記の通りです。10%以上も下げて、配当利率は8%を超えているように見えます。

 

元々テルストラは純利益の100%を配当金として投資家に支払という配当政策をとっていました。

元国営企業で通信事業をほぼ独占している巨人でしたが、民営化後は徐々に独占状態が崩れていきました。最近ではドル箱の携帯電話市場などでOptusやVodafoneとの競争が激しくなっていることと、携帯電話市場にTPGが新規参入するということで、Telstraがこれまでの配当政策を維持できるのか不安視されていました。

本日Telstra発表された内容は下記の通りです。

若干端折りますが、日本語に訳すと

1.Aランクの信用格付けに見合うよう、(安定した)バランスシートを維持する。

2.純利益のうち70~90%を配当金として支払う。

3.設備投資は売上のうち14%程度を目指す

4.(将来の)戦略的投資を実現するため財務上のフレキシビリティを維持する。

ということです。つまり「競争が激しくなったので、株主へのリターンは少し減らす。余ったお金は負債の返済に充てて財務を強化したり、競合と戦うために必要な投資に回す。」と解釈できると思います。

もともとTelstraが保有していて、政策によりアンバンドルされた光ファイバー網(NBN)からTelstraに入る一時的な収入(約50億豪ドル)の75%は特別配当として株主に支払うとのことです。ただしその実現にはまだ様々な条件をクリアしないといけないようです。

その結果、2017年6月期の配当金は一株あたり31セント(本日の株価3.87ドルを分母にすると配当利率は8.01%)ですが、2018年6月期の配当金は上記の特別配当込で一株あたり22セントになるとのことです。本日の株価分母にすると配当利率は5.68%となります。

配当利率が下がったところで5.68%が維持できるなら、高配当だなと思いますが、これが「特別配当込」なのが気になるところです。特別配当を除いた普通配当なら一株当たり何セントの配当金となるか、明らかにしてほしいところです。特別配当の原資は一回限りのNBN収入で、今後永続するわけではないからです。あくまで普通配当のみで、現在の株価から割り戻して何%の配当利率になるのか確認したいと思います。

参考にNTTドコモの配当利率を確認しましたが本日時点で3.88%ですね。日本のゼロと違いオーストラリアは政策金利が1.5%なので、3.88+1.5=5.38%程度の配当利率が欲しいところです。両社を単純比較はできませんが・・・。

1Millionたまった後は高配当株への投資に移りたいと考えており、Telstraは高配当株投資時の主力銘柄になると思っています。今後もTelstraの状況を注視したいと思います。とはいうものの1Millionまであと4倍・・・まだまだ道は長いですね~。

Telstra 配当金カットを発表」への8件のフィードバック

  1. HB

    テルストラの配当カットは予測されていたものとはいえ、やはりrecurring incomeの減少はインパクトが大きいですね。実はテルストラの株は少しだけ以前から保有しているのですが、今回の財務強化政策が功を奏し、数年後には収益構造がさらに強固なものになることを期待したいです。競合が増したとはいえ、やはりtelcoのトップ企業であることは変わりありませんし、少なくともビジネスユーザーは今後もテルストラ一択なのではないかと過信しています(笑)。

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    1. ディンゴ 投稿作成者

      HBさん

      特に年金生活者の場合はrecurring incomeの減少は精神的にもインパクトありますね・・・。
      仰る通りビジネスユーザーならテルストラ一択ですね。電波の強さが全然違います。田舎行ったとき、Optusを使っている友人はつながってませんでしたが
      テルストラは通常通りネットに接続できました。昔のNTTドコモみたいな感じでしょうかね。

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  2. EJ

    私もテルストラ持ってます。慌てて売るつもりは全くありませんが、気持ちよくはないですね。それよりまだ妻に言ってないんですよね、暴落のこと。どうしよ

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    1. ディンゴ 投稿作成者

      EJさん

      配当金は減るとはいえ慌てて売る必要はないと思います。しかしながら奥様へのご説明は難しいですよね。
      オーストラリアは今後も人口増えますし、Optus Vodafone TPGと競争するとはいえ今後も徐々に純利益も上がり、株価も回復すると思います。
      株価は気にしないフリして過ごすのもアリかと思いますが、何が一番いいんでしょうね・・・。
      すみません、良い案が浮かばないですね。。

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      1. EJ

        暴落についての告白はもう少し株価が回復してからにします(-_-;)
        Telstraの株を保持していながらTPGをバンドル契約してちゃ、いち戦犯と言われそうです。

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        1. ディンゴ 投稿作成者

          株式投資はご家族の理解も必要ですしね、うまいタイミングを見計らってお伝えいただけたらと思います。消費者と投資家では立場が異なるので、問題ないと思うんですけどねえ・・・。考え方は人それぞれだと思いますが。。

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  3. しげ

    ディンゴさん

    いつも記事有難うございます。先日、テルストラの追加購入を致しました。今後も、随時購入していき、安定的な利回りとキャピタルゲインを享受したいものです。なお携帯電話はオプタスです。

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    1. ディンゴ 投稿作成者

      しげさん

      超長期であれば必ずあがると思います。利回りを得つつ少しずつキャピタルゲインを得るというのが良いのかなと思います。
      テルストラ・オプタスがほとんどですよね。ボーダフォンはあまり見たことが無いですね・・・

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