今後のリチウムの需給の予想(2018年5月時点)

私はリチウム鉱山株を保有していますので、今後の世界のリチウム需給の動向をウォッチしています。

当然ながら、私としては「リチウム価格が上がってほしい」というバイアスがあるので、そういう情報を集める傾向にあるのは確かです。ユリウス・カエサルも「人間が見たいと思うものしか見ない」といった名言を残していますし・・・。

インターネットで記事を見つけたので紹介したいと思います。もちろん「リチウム価格が上がる」というような記事ですが(笑)

記事は下記のリンクです。2018年5月3日の記事で「リチウム悲観派は間違っている」といったような題名ですね。

Why The Lithium Bears Are Wrong

内容を確認すると・・・

  • リチウムの需要は内燃機関からEVへの移行が進むため今後爆発的に上昇する。需要サイドの動向については言及していない。EVは大量にリチウムを使用する。
  • モルガンスタンレーは2018年2月のレポートで、リチウムは生産過剰となり2021年には価格が半値以下に下落するとのレポートを出した。チリ政府がリチウム大手SQMにアタカマ砂漠からのリチウム生産量増加を認めた(より高い採掘料と引き換えに)ことなどで生産が増加するとのこと。ただし採掘量が高すぎて(トンあたり5000ドル)事業の経済性が悪化する。
  • 更にチリのかん水系リチウムにはマグネシウムなど不純物が入っておりそのため生産量に制限がかかることはレポートに記載されているものの、理由も示さず「処理方法は改善される」と書いている。
  • さらにモルガンスタンレーのレポートには「岩石系リチウムをバッテリー用途に変化するプロセスが生産増のボトルネックとなるが、となるが、今後拡大していく」とあるが、岩石からバッテリー用途に処理するのは非常に難しい。現時点では西オーストラリア州のグリーンブッシュ鉱山のリチウムでしかそのような処理はなされていない。モルガンスタンレーはどの鉱山も簡単にバッテリー用途のリチウムに処理ができるとの想定のもと、今後の生産量を予測しているが、すべての鉱山が実現できるわけではない。

 

  • 計画されているリチウム鉱山がすべて実現するわけではない。下記の表はリチウム大手Orocobreが2012年と2016年に発表した投資家向けプレゼンテーション資料だが、2012年時点で既存のリチウム鉱山の生産規模を2倍にすると計画していたが、2016年に実現したのは2倍を大幅に下回る程度でしかなかった。

  • これはリチウム価格が安すぎて、生産業者が投資を絞った、という理由も考えられる。ただしリチウム価格は下記の通り2015年から上がっているし、政府による生産規制が強まったという事実はない。

  • リチウムの生産過剰を心配する向きもあるが、リチウムはそう簡単には生産できないということがわかる。

 

モルガンスタンレーのリチウム価格下落とのレポートに真っ向から反対する論調ですが、・・・リチウム市場が透明性が無いので誰もわからないということですね。。

個人的には(というか誰もが思うことでしょうけど)中国のEV生産台数が肝だと思います。Pilbara Mineralsを持つ私としては、こちらのレポートを信じたいところですが、どうなりますかね。Pilbara MineralsのPilgangooraプロジェクトからの生産が2018年上期に開始されるはずですので、楽しみにしたいと思います。

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