2018年1Qの豪州のGDP成長率は年換算3.1%

2018年第1四半期(1~3月)のオーストラリアのGDP成長率は1%、年になおすと3.1%ということでオーストラリア準備銀行の予想を上回る経済成長を実現したようです。シドニーやメルボルンなどの不動産価格が下がっているのですが、経済は非常に順調みたいですね。

2017年第4四半期の成長率は年率2.4%だったので、経済成長が加速していることになります。

上記はオーストラリアフィナンシャルレビュー紙からの表なのですが、景気が冷え込んだといわれる2013年以降も経済成長率は2%を上回っているんですね。日本と比べると景気が良いのが分かります。2012年以前の非常に高い経済成長率は、いわゆる「資源ブーム」により実現しました。中国が鉄鉱石や石炭などありとあらゆるコモディティを買いまくったことで実現した経済成長で、資源が豊富な西オーストラリア州・クイーンズランド州・北部準州の経済が非常に潤いました。資源ブームが去ったあとは、西オーストラリア州と北部準州は大変な不景気に襲われたのですが・・・。ちなみにクイーンズランドというのはゴールドコースト擁する観光地でもあり、西オーストラリア州や北部準州ほど資源一辺倒という経済ではありませんので、そこまで不景気にはなりませんでした。

当局やエコノミストの予想を上回るGDP成長が実現した主な理由、「資源の輸出が好調だったから」です。石炭・鉄鉱石・天然ガスの輸出が好調で、さらにコモディティ価格も堅調だったので、思ったより資源関連ビジネスが好調だったようです。また、企業業績もよく、第1四半期で6%も成長したということです。

企業業績はよいのですが、家計はそうでもないようです。民間消費は0.3%しか伸びておらず、賃金もインフレ率程度しか伸びていない=実質的に賃金の伸びはゼロということです。更に、消費が伸びていないにも関わらず、可処分所得に占める貯蓄の割合は2.1%と、この10年で最も低くなっています。オーストラリアは物価が非常に高いので、(伸びない)給料から貯蓄に回す分がどんどん減って言っているものと思います。

企業業績は良い・資源関連が特に良好・ただし民間消費が弱い、これがオーストラリアの2018年第1四半期の経済の状況といえます。

シドニーやメルボルンでは不動産価格がどんどん落ちています。これまでが明らかに高すぎたのですが、不動産価値が落ちるということは景気を冷え込ませます。さらに民間消費が弱いということなので、複数のエコノミスト今後のオーストラリア経済は楽観できない、と述べており、オーストラリア連邦準備銀行もしばらく利率は上げず、現在の1.5%を維持するだろうとの見通しです。

私の肌感覚では、特に好景気でも不景気でもないかな~と思います。不動産価値の下落というのはオーストラリアのリート投資家としては気になるところですが、企業業績が良い=オフィスビルの需要が堅調=私が持つCMAGDFは引き続き配当金を払ってくれる!と信じたいところですね。

 

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