テスラがオーストラリアで利益を計上

テスラといえば赤字続きなのですが、なんとオーストラリアでは利益を計上しているようです。

2017年テスラのオーストラリア子会社の売上・利益

テスラのオーストラリア子会社のTesla Australia Pty Ltd社は2017年に1億6千万ドルの売上、136万ドルの利益を計上したとのこと。2016年の売上が5千万ドル、利益が22万ドルということで2倍以上の売上の伸びです。

しかしながら、アメリカの親会社は売上の14%相当がR&Dコストであり、それもあって2018年1~3月は売上34億ドルに対し7億8500万ドルの赤字となっています。一方でオーストラリアの子会社は重いR&D費用負担が無いので黒字になったようですね。

2017年オーストラリアでの新車販売台数のうち、電気自動車(EV)の割合は0.1%以下でした。世界全体でのEVの売上は0.9%、一方ノルウェーでは新車販売のうち20.8%が電気自動車だったそうです。

まだまだオーストラリアではバッテリー充電所の数が足りないですし、EVがペイするには1年間で4万キロも運転する必要があるそうです。1年に4万キロというのはさすがに広大なオーストラリアでも、普通に暮らしてたらあり得ないですね。。EVの普及はまだまだ緒についたばかり、ノルウェーのように20%を超えるのはまだまだ時間がかかりそうです。

テスラがコバルト依存の軽減を目指している

ところで、EVと言えばメイン部材はバッテリーです。メインはリチウムイオン電池なのですが、原材料にはリチウムだけでなくコバルトも使われています。

リチウムは南米のチリ・アルゼンチン・ボリビアのかん水系リチウム(塩湖で取れるリチウム)と、オーストラリアなどにある鉱石系リチウム(岩からリチウムを抽出)など世界中で採れます。

一方で、コバルトの生産地はコンゴ民主共和国に集中しています。さらにサプライチェーンは中国企業が握っており、中国の需要増に対応するために多くのコバルトは中国に送られているようです。

さらにコンゴは政治が不安定で、治安も悪く、さらにエボラ出血熱なども発生する国なので、コバルトの生産は不安定と言われています。コンゴにおけるコバルトの生産は更に児童労働など、倫理的にも問題があるようです。コンゴには世界需要を賄う十分な量のコバルトが埋蔵されているようですが、国自体が不安定すぎる状況です。

以上のようにリチウムイオン電池、ひいてはEV全体のサプライチェーンはコバルトの供給不安というボトルネックがあります。

これに対処するため、テスラはパナソニックとともにリチウムイオン電池におけるコバルトの使用料を減らしているようで、この6年で60%も必要分量を減らしたそうです。

ちなみにオーストラリアには、EVのコバルト需要を見越したコバルト鉱山会社がASXに上場していますが、これらの株を買うのはやめたほうがいいかもしれないですね・・・。

ところで、私はリチウム鉱山会社Pilbara Mineralsを保有しています。今後リチウム自体の需要はEV革命により非常に伸びると思いますので、リチウム価格上昇=株価上昇を希望しつつ、毎日を過ごしています。最近株価はずっと80セント~1ドルをうろちょろしていますが、そろそろ上がり始めるんじゃないかな~~と期待しています。

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