シドニーの住宅価格が下落

シドニーの住宅価格が、リーマンショック以来最大の値下げとなる年間-4.5%になったとのことです。

すこし画面がぼやけてしまっていますが、Australia Financial Review紙がまとめた表を掲載します。

この表を見ると、年間で最も住宅価格が下がったのが-7.7%の北部準州の州都ダーウィンで、次がー4.5%のシドニー、続いて-2.1%のパースという順番で下がっています。ただ、シドニーとメルボルンは住宅価格の中央値が87万ドルと72万ドルということで、他の州都が40万ドル台と比べると段違いで高いことがわかります。

メルボルンは年間で住宅価格は1%値上がりしていますが、2018年4~6月の3か月では全国で最も悪い-1.4%という数字になっており、シドニーに続いて今後下落していくのではないかなと思います。

理由としては、これまで銀行が住宅ローンをどんどん貸し付けていたのが、少し貸し出しに慎重になり、結果住宅に資金が回らなくなりつつある、であるようです。私が思うにシドニーやメルボルンの住宅は単に「高すぎ」だと思います。私は賃貸住まいですが、家賃が上がって引っ越しを余儀なくされることもありました。。日本と違って賃借人が保護されないのが痛いところです。。

こんなに高かったら、買い手が居なくなるのは当たり前の話です。金融緩和により金利は1.5%と歴史的に低いのですが、高ければ誰も家を買わない、そういうことなのだと思います。テレビで特集をやってましたが、シドニーの中心部は家賃が高くなりすぎて、学校の先生や消防士が住めなくなって郊外に移っていく・・・という現象が起こっているようです。

今後オーストラリアの中央銀行が金利を上げたら、住宅市場はより冷え込み、価格もさらに下落するでしょうね。景気は悪化すると思うのですが、ここまで高かったら困るので別にいいかな~と思っています。ただ・・・変動金利でローンを借りている人はたまったものではないでしょうが・・。

一方で、この1年で12%も住宅価格が上がったのがタスマニア州の州都ホバートです。タスマニア州は人口がわずか50万人で、州都ホバートも人口20万人たらずのいわゆる「田舎」です。個人的な感覚では、ちょっと前までは20万ドル台で住宅が購入できたと思うのですが、今や43万ドルと、アデレードに迫るほど住宅価格が上がっていたというのは驚きです。

シドニーやメルボルンで家を変えない30代の夫婦が、タスマニアで仕事を見つけて移住し、家を買ってる、というテレビの特集が数年前にありました。そういう移住の動きが強まってどんどんタスマニアに人が移っているのもあるでしょうし、不動産投資資金が、住宅価格の高すぎるシドニー・メルボルン、そして資源ブームがはじけて住宅市場の調子の悪いブリスベン・パースからタスマニアのホバートに移って行ったのかなと思います。

ホバート以外では、メルボルン郊外のジーロング、シドニー郊外でワインの有名なハンターバレー、そしてブリスベン北のサンシャインコーストといった、大都市ではない住宅価格が上がっているようです。

ところで私が投資しているCenturia Metropolitan Reit (CMA)とGarda Diversified Propety Fund (GDF)はオーストラリアのオフィスビルと、事業用の倉庫に投資しています。この2つのReitは特にシドニーとメルボルンのオフィスビル・倉庫物件に投資しています。住宅価格の上げ下げと、これらのReitの業績に直接的な関係は無いと思いますが・・・・今後どうなるか注意する必要はあるでしょうね。

ただ、肌感覚ではオーストラリアの景気はそんなに悪くないと思います。いきなり大不況が来るとは思えまえんし、Reitも安定的な収益を上げることが出来るものと思います。

以上かなり感覚的な話となりましたが、とにかくオーストラリアではやっと住宅価格が下がりつつあるという記事を紹介させてもらいました。

 

シドニーの住宅価格が下落」への2件のフィードバック

  1. Koala

    >今後オーストラリアの中央銀行が金利を上げたら、住宅市場はより冷え込み、価格もさらに下落するでしょうね。景気は悪化すると思うのですが、ここまで高かったら困るので別にいいかな~と思っています。ただ・・・変動金利でローンを借りている人はたまったものではないでしょうが・・。

    この部分がちょっとよくわからないのですが、景気が悪化して住宅価格が下がると、変動金利で借りている場合には、金利が上がってしまうということですか?

    返信
    1. ディンゴ 投稿作成者

      Koalaさん

      今はオーストラリアの金利は1.5%と歴史的に低い利率です。アメリカが金利を上げたり、欧州も大規模緩和を止めたりと世界的に金利上昇の気配があります。
      オーストラリアでも「次に金利が上がるのはいつか」という報道がなされており、そのうち政策金利が上がるものと思います。
      順番としては
      ①政策金利が上がる=銀行の金利が上がる
      ②銀行の金利も上がり借り入れコストが上がるので住宅価格が下がる
      ②すでに変動金利でローンを組んでいる人は、政策金利が上がるので金利が上がる=返済額が増える
      ③金利が上がるということは、借金がしにくくなるので景気が悪化する

      ということです。政策金利の上昇は変動金利の上昇につながります。景気悪化のせいで変動金利が上がることはありません。
      記載がへたですみません。

      返信

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