オーストラリアのターンブル首相がピンチ

私の感覚なのですが、オーストラリアも日本と同じく経済一流、政治は三流、と思います。経済一流といっても、資源国という地の利を生かしているだけではありますが。。。

さて、オーストラリアの与党内でまた仲間割れが起こり、ターンブル首相がピンチに陥っているようです。

オーストラリアは日本と同じ議院内閣制で、議会の多数派を占める与党から首相を選び、首相が政府を運営します。オーストラリアも他の民主主義国と同じく二大政党制で、「自由党」+「国民党」の連立である「保守連合」と、「労働党」の2つが政権を運営してきました。現在の与党は「保守連合」で、自由党党首のターンブル氏が首相を務めています。

そもそもターンブル首相は2015年9月にアボット前首相を追い落として首相に就任しました。アボット前首相の政治姿勢があまりに保守的で、次の選挙で勝てない・・・という危機感から、ターンブル氏をはじめとした自由党議員がクーデターを起こし、成功して今に至っています。

3年後の今、与党内でダットン前内相にクーデターを仕掛けられましたが、ターンブル氏側は急きょ自由党内で党首選を行い、辛勝して党首の座、つまり首相の座を維持しました。ダットン氏側に付いた内閣のメンバーは、大臣職を辞任しました。

ところが、この党首選でターンブル氏側が圧勝できなかったことで、ターンブル氏の求心力が下がってしまいました。この状況を打開・・・というか鎮めるために、明日また自由党内で党首選(のようなもの)が行われるようです。ターンブル氏は、もしここで自身が敗れたら首相を辞任すると発表しています。

ターンブル氏だろうがダットン氏だろうがどっちでもいいかな・・・と思っていたのですが、ダットン氏に勝たれると困ります。ダットン氏の主張は、「移民を減らせ」というトランプ大統領に似通ったポピュリスト的政策を打ち出しています。

私のような外国人にとって、こんな人にオーストラリアの首相になってほしくないですし、投資家という観点からも、移民を制限されたら人口が伸びなくなってしまうので経済や不動産市況がより悪くなってしまいます。

オーストラリアはいつも政治がゴタゴタしていますが、それが経済に直接的な悪影響を及ぼしたことは無いと思います。しかしもしダットン氏が首相に就任して「移民を制限」なんて政策を導入したら、経済に悪影響を及ぼすでしょうね。。明日はどうなるんでしょうか・・・

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