労働党が勝つと高配当株が値下がりする?

最近休暇で日本にいます。

私はネット版のAustralian Financial Review紙を購読しているので、日本でもどこでも、オーストラリアの経済情報を追うことができます。

本日気になるニュースを見つけたので、紹介します。

来年9月までにオーストアラリア下院の総選挙が実行される予定です。(いつ解散するかの問題)下院は日本でいう衆議院と同じで上院に対し優位性があり、下院で過半数を取った政党の党首がオーストラリアの首相となります。

オーストラリア2大政党のうち、次は「労働党」が勝つと言われています。世論調査でもそのようになっているようです。現在の連立与党の「保守連合」は支持率がジリジリと下がっています。最近は与党内のクーデター騒ぎでさらに国民の支持率が下がっています。

労働党はいくつか政策を掲げているのですが、そのうち「高配当株」に悪影響を及ぼす政策があります。具体的には「フランキングクレジット」を削るというものです。

フランキングクレジットとは

これはかなり以前の記事に詳細を記載していますが、まとめると「法人税」と「配当税」の二重課税を防ぐ仕組みです。

投資家が受け取る配当金のうち、企業が法人税として納税した分は「フランキングクレジット」として投資家に付され、投資家は所得税からこの分を受け取ることができます。

ややこしいシステムで、(私も税理士任せです)文字にするとよく分からないのですが、とにかく「高配当株」に投資する旨味が増えます!というのが「フランキングクレジット」の効果です。

ところが、労働党の政策によると、このフランキングクレジットを減らす、ということなので高配当株への投資に旨味がなくなってしまいます。

影響を受ける銘柄は

専門家によると、BHP ビリトン、リオティントといったマイニング株、ウエストパック、ANZ、CBA、NABといった銀行株、テルストラといった通信株などの高配当株への投資の旨味がなくなり、オーストラリア国内の投資家が売ってしまう可能性があるとのことでした。

影響が無い銘柄は

オーストラリアのREITなどは「フランキングクレジット」が削られても影響を受けません。というのも、そもそもREITは法人税を払っていないので、フランキングクレジットが無いからです。

あとは、配当を出していない成長株などは影響を受けにくいかと思います。

 

以上のように労働党の政策ですが、テルストラなどから高配当を得つつ、ずっとオーストラリアに住むなら困ります。同じ高配当株なら、REITに移したほうがいいかもしれません。

しかし、私の場合はそのうち日本に帰るので、高配当株が下落した方が安値で株を拾えるかもしれません。外国人居住者にはフランキングクレジットは付されないので意味ないですし・・。

いずれにせよ、次の選挙で勝つといわれる労働党の政策には注意を払う必要がありますね。

 

 

 

 

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