オーストラリアの金融業界への調査

オーストラリアの金融業界の商習慣について、国家機関から調査が入っています。そもそも、オーストラリアの金融業界は、保険金を支払わなかったり、不適切な金融商品を販売したり、死亡した人にも手数料を請求したり・・・と、眉を顰めるような行いをしているとメディアにも書かれていました。

国家機関であるオーストラリア王立委員会(ロイヤルコミッション)が金融機関への調査を行っており、最近中間レポートが発表されました。

中間レポートによると下記のようなことを書いてありました。

  • 金融業界は強欲に支配され、短期利益を得るために不適切なことを実行した。
  • オーストラリア証券投資委員会(ASIC)などの規制監督機関も、見てみぬふりをしており金融機関への指導監督を適切に実行していなかった。
  • 今後パブリックヒアリングを実施し、最終レポートを仕上げる。

というわけで、ロイヤルコミッションによる調査終了後は、金融機関への規制は強化されるものと思います。これまで杜撰な審査で住宅ローン融資をしていた場合もあったようです。今後は住宅ローンに限らず、あらゆる融資において、適切な審査をしているかをキッチリと確認するよう銀行や金融機関に求めることになるでしょう。

住宅ローンの審査が厳しくなると・・・当然ながら住宅市場を冷やしてしまいます。現時点でシドニーで大幅に住宅価格が下がっています。金融規制が強まると・・・住宅の買い手が少なくなりさらに住宅価格が下落するものと思います。

これまでオーストラリアの金融業界は非常に力強く成長していました。リーマンショックでも多少の収益減となっただけで、アメリカやそのほかの先進国のような壊滅的な打撃を受けていません。

そういうわけで、金融業界はいわゆる「調子に乗って」目の前の利益を優先するあまり、むちゃな融資をおこなったり、不適切な投資商品を売り込んだりしたのかな、と思います。

オーストラリア王立委員会の最終レポート、それによりどのような政策・規制が行われるか要注意かなと思います。住宅市場が冷え込んだら、オーストラリアの景気がついに下落してしまうかもしれません・・・。

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